8月16日 大分県方面への日帰りドライブで、日田、湯布院大分市を旅しました。
こちらのコンテンツでは ぶらり散策した温泉町 大分県湯布院町の様子をお届けします
上写真は JR由布院駅前からの由布見通りより由布岳を望んだ風景です。
 湯の坪街道に車を停めて…
 大分県湯布院町は 由布岳(1,584m)の麓に広がる盆地に位置する  豊富な温泉に恵まれた人口12,000の小さな町で、年間390万人もの観光客が訪れます。 
  熱海のような有名な温泉街が低迷している中で、湯布院はさまざまなアイデアを生かし、温泉旅館の付加価値を高め 美術館、音楽祭、映画祭などを通じて インテリ層や若者を取り込み 町ぐるみで俗化を排した落ち着いた湯の町づくりが 大きな成功を収めているようです。
 湯の坪街道の中ほどに 湯の坪横丁がありますが(写真上全て)ここは湯布院の特産品や食べ物のお店が連なっている一画です。なかなか雰囲気のある横丁で 土産物を探す観光客、茶店で一服する人達で賑わっていました。湯布院で食べ物ならやはり大分三大名物の鳥天、やせうま、ダンゴ汁でしょうか…。
 湯の坪横丁醤油屋本店の薬膳醤油は値段は安くないですが 味が濃く色々なものに合うと聞き 買って帰りました。

 金鱗湖
 金麟湖は 同じ湖にそれぞれ冷泉と温泉が湧き朝霧の名所としても知られます。神秘的な美しさを誇る緑と水の名勝地で、儒学者の毛利空桑が“多くの魚が泳ぎ鱗が輝く様子を見て”金麟湖の名を付けたとの事です。湖畔の散策も湯布院観光に欠かす事のできないコースといえましょう。湯の坪街道からすぐの所に位置しています。晩秋から冬にかけて湯布院は毎朝のように美しい朝霧に包まれますが、水温の高いこの湖が朝霧発生の主要因となっているそうです。
 由布院盆地は、周囲を1000m級の山々がとりまきますが 
全国3位の湯量を誇る由布院盆地内は金麟湖だけでなくいたる所で温泉が湧きます。
 由布院温泉 泉質/アルカリ性単純温泉
効能/リウマチ、神経痛、消化器疾患、便秘、皮膚病、湿疹、肝臓病冷え性
東方面を向いて撮影 若い女性も多く若者のナンパ旅行に好適(笑) もっと花が咲き乱れる時期に来てもよかったな

 個性的な美術館も多く(湯布院美術館、マルクシャガールゆふいん金鱗湖美術館
蒔絵美術館 ステンドグラス美術館etc)四季折々の自然の風景に包まれ、
博物館や美術館を観たり露天風呂でのんびり楽しむ事も出来ます。
そして何よりもその豊かな自然が作り出す素朴な風景は、訪れる人の心を魅了してくれます。

 湯布院は町の名は湯布院町なのに JRの駅名は由布院駅ですが、
これは昭和30年に 湯平村と由布院町が合併した際に、
湯平の「湯」と 由布院の「布院」を 取って「湯布院町」となったもので
従来からの由布院にある駅は 従来通り「由布院」、
従来からの湯平にある駅は 従来通り「湯平」を名乗っています。
ちなみに由布院、湯平、いずれも温泉町です。
九州横断道路にリンクし 車でもアクセス絶好 湯布院には人力車がマッチする マルクシャガールゆふいん金鱗湖美術館

 日本の温泉街が パチンコ屋、カラオケスナック、大衆劇場、日帰り温泉施設&
地元産品直売所と、判で押したように画一化されてしまう中
 湯布院は高級な旅館、美術館が立ち並び、パチンコ屋 風俗店などが温泉街に目に付かず
俗化してなく その割に鄙び感があまりないのが最大の魅力です。
湯布院の町なかは 人力車(写真上)ばかりでなく
何と「辻馬車」までも走っているそうで(写真に収められませんでしたが)、
町ぐるみで「自然が素晴らしく美術館も多い湯布院を ブランドにしていこう」という努力を感じます。
 全国に「何じゃコリャ」と思わせる温泉街は少なくありませんが 付帯する見所の多さなど
湯布院はそれと対極の存在で 「湯布院 恐るべし!」(^^)と感じさせられました。

 ただ旅館は一人1万5000円位が主で、名の通った亀の井別荘などは一泊3万円位するようです。
近代的で便利なことこのうえない大資本系チェーンホテルは無く
欅の森の中に佇むような、定員が10組くらいの旅館が主流です。
ちょっとお高い感があるので やはり休日の半分は福岡からの日帰り観光客が中心とか…。
おそらく東京から湯河原、箱根にドライブに行くのと似ている感覚だと思われますが ドライブデートでしょうネ。

湯布院で今回 私は立ち寄り湯「ぬるかわ温泉」という所に入りましたが 
客が多かったので さすがに写真撮影は止した方がいいと思い 写真が無い事をお詫びします。
 
 九州自動車歴史館
自動車歴史館の外観 ここは金麟湖も近い 日産オースチン 日野ルノー
 この自動車博物館はキャデラック、ムスタング、ジャガー、メルセデス等 50、60年代の欧米車、国産車が展示されています。この歴史館の経営者は映画の小道具として使う劇用車の貸出業を営んでいたそうで、量産車の先駆け「T型フォード」(写真右)や、国産車では欧米メーカーの車をノックダウン生産して車造りをつかんだ頃の「日産オースチン(写真上中)」「日野ルノー(写真上右)」を初めて見ることが出来たのは収穫でした。撮影した写真は一部に過ぎませんが、当時のカタログ、車の広告なども貼ってあり 私たち車好きには愉しめる場所です。入口には九州最古の現役ボンネットバスも展示されています。(ちなみに九州は他に日本の名車歴史館というのもあります)
もし家族連れで「ここは退屈よねぇ」という奥さんや娘さんがいれば、隣には「テディベアの森」があり、そこで過ごしてもらう事もできますよ。
ムスタング1965年型 MG TD 1952年型 ジャガーXK140 1953年型 ジャガーEタイプ 1968年型
メルツェデス190S 1960年型 コルヴェット 1961年型 キャディラック 1959年型 ダットサン210 1958年型
この自動車歴史館2Fには
←ショップ、カフェも
併設されています。
湯の坪通りと由布岳 日帰りでも宿泊でも 懐に応じた楽しみがある テディベアの森

 湯布院はまず若い女性にターゲットを絞って町づくりがなされたと聞きます
確かに「湯の坪通り」(写真上)を歩くと カップルや2〜3人の女性グループが多く
中年層がグループで観光しているのを多く見受ける別府とは対照的で
“ショッピングにしても食事でも 湯布院は女性向きかな・・・” と感じますね。

由布院温泉観光協会公式サイト (以下すべて 新しいウインドウで開きます)
http://www.yufuin.gr.jp/

由布院散策マップ(PDFファイル)…JR由布院駅観光案内所にあるのと同じ物を入手できます
http://www.yufuin.gr.jp/map-pdf/mapsentaku.html

由布院 立ち寄り湯一覧
http://www.yufuin.gr.jp/kanko/ichiran/tachiyoriyu.html

由布院の各施設概要(美術館、博物館、ワイナリー、民芸村ほか)
http://www.yufuin.gr.jp/kanko/ichiran/shisetsu.html


 今回は湯布院に3時間余の散策。限られた時間では見て周るに限度がありましたが
九州らしく雄大な風景の中 気分が開放され 
また時間があるときに来て、今度は是非泊まりで満喫したいところでした。

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