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全国的に有名な伊勢神宮のある三重県伊勢市へ「お伊勢参り」と称して訪ねてみました。ここは伊勢神宮の門前町として江戸時代から発展、戦前は「神都」として国威発揚の場となった町です。
現在も年間約600万人の観光客が訪れる三重県1の観光地として栄え、伊勢志摩地域の行政・経済の中心となっています。伊勢市駅前の立派さ、宇治山田駅の駅舎、道路などのインフラ整備、
伊勢神宮周辺のすばらしい環境など、とても人口10万人とは思えない豊かさを感じました。
伊勢神宮は外宮と内宮があり、
伊勢神宮(外宮)
・ご祭神・・・豊受大御神(五穀豊穣、衣食住の守り神)
伊勢神宮(内宮)
・ご祭神・・・天照大御神(太陽の神、国民の総氏神)
参拝のルールは外宮から内宮の順で参拝するのが習わしで、外宮内左側通行・内宮内右側通行。参拝は二拝二拍手一拝が基本です。 |
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手水舎 参拝者は最初に立ち寄るため
神域はすべて左側通行 |
匂玉池能楽舞台 中秋の名月の夜は観月会も |
参道沿いの外宮斎館 |
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伊勢神宮は14の別宮と116の摂社、末社からなる日本の総氏神が鎮座する神道の総本山です。
伊勢神宮のみに置かれる「祭主」は伊勢神宮の最高責任者であると同時に神道の最高責任者でもあります。
さらにその下に大宮司、小宮司、禰宜、権禰宜、宮掌、一般職員を揃え、全神社の中心機構を備えています。
この伊勢神宮の下に歴史上の偉人等を祀った「官幣社」、
国造りに功績のあった神や偉人を祀った「国弊社」、それらの下に「府社」「県社」「郷社」が続きます。 |
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衛士表見張所から手水舎を経て 第一鳥居と匂玉池 |
高倉山ふもとの深い森の中に祀られている |
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神楽殿…入母屋造の建物で 参拝者の申込で神楽が奉奏される所 |
幾重もの垣に囲まれ「唯一神明造り」の正殿が鎮まっている |
伊勢の内宮の創始は3世紀後半、垂仁天皇の時代です。
宮中に祀られていた天照大神をこの地に移したのがその始まりです。
その500年後に天照の食物を調達するという目的で丹波の国(現京都)から穀物神の豊受大御神 を
内宮の近くに移されてきたものがこの「外宮」で、今の形は大体この頃に整えられました。
現在では観光バスの時間節約の為でしょうか 内宮だけの参拝の人も多いようですが
昭和20年代までは外宮の参拝者の方が多く、内宮へ行く場合もまず外宮を参拝してから行ったようです。 |
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