道後温泉
3000年という日本最古の歴史を誇る温泉です。
古今の著名な文人、墨客が多く訪れ 豊かな文化に彩りを添えてきました。

道後温泉本館
  道後温泉のシンボル

木造三層楼の本館は明治27年に 20ヶ月の工期 13万5千円という破格の予算で建てられました。
平成6年、道後温泉本館100周年の記念すべき年に 温泉施設としては日本で初めて国の重要文化財に指定されました。

泉質はアルカリ性単純温泉 平均43度でやや熱めです。
時に磨かれ 歴史を重ねた施設だけに 万葉の歌人山部赤人、正岡子規、夏目漱石、伊藤博文、与謝野鉄幹・晶子、吉川英治などがここへ訪れています。
見所やこだわりも多く 夏目漱石が通ったころのままの姿で「坊っちゃんの間」が保存され、「赤てぬぐい」に因み 道後温泉本館で貸してくれるタオルもピンク色です。
道後温泉に関する一茶の俳句に次のようなものがありました

寝ころんで蝶泊まらせる外湯哉         一茶

ひと風呂浴びて 俳句をひねるのも一興です。
 道後温泉本館には神の湯、霊の湯の2つの浴槽があります、
銭湯感覚で気軽に味わえるのは「神の湯」(入浴のみなら400円)、 神の湯二階席には大広間があり800円で浴衣に着替えお茶やお菓子もいただけます。(男湯の壁は砥部焼陶版画で白鷺の絵などが描いてありました) 札止めは22:30ですが 二階席など利用される場合は20:40迄に。

 プライベート感覚で寛ぎたい方は「霊の湯」が左手にあります。
霊の湯二階席は少人数で寛ぐには最適で1200円(時間があれば神の湯入湯可)。霊の湯三階個室(1500円)というのもあり「坊っちゃん団子」がいただけます(神の湯入湯可)。他、本館東側は皇族専用の湯殿「又新殿」もあります。
 なお 道後温泉には“湯奉行”なる人がいて 行儀の悪い客などは注意されるようです。(^^)
そのため私も ここでのデジカメ撮影は控えました(笑)。
高欄の模様↓(写真下)
これは湯の流れが尽きない
様子を表現しているとか‥。
振鷺閣(しんろかく)写真左
三層楼の屋上の振鷺閣は、道後温泉本館のシンボルとなっています。塔屋の部分には 舶来のギヤマンガラスが使われており 夜になると紅く光って綺麗だそうです。

傷ついた白鷺が足を浸して傷を癒して 温泉が発見されたという逸話に基づいて周りの玉垣には50羽以上の白鷺のオブジェが。
椿の湯(写真右&下2点)
 道後商店街のそばにあり、道後温泉本館の姉妹湯です。
モダンで白壁土蔵の外観、昭和59年に改装され 歴史的な味わいには欠けますが入浴は330円と 道後温泉本館の神の湯に比し70円安く 比較的綺麗なのでこちらも人気があります。椿の名は 聖徳太子の言葉に由縁があるそうです。
道後温泉本館は 団体観光客が来ると混むので  地元松山人は、地元向けの外湯「椿の湯」に行ってるようです。
道後温泉の商店街
伊予鉄道の道後温泉駅から 道後温泉本湯まで続く湯上りの散策にも適した商店街で 店頭に並ぶ品物の多くは温泉客相手の土産品です。

道後温泉駅
伊予鉄市内電車の終点で 道後温泉の玄関駅らしく明治の雰囲気の駅舎です。
放生園(ほうじょうえん)
道後温泉駅前の足湯です(足湯・手湯は道後に10軒 2006/2現在)
明治時代に道後温泉本館で使われていた湯釜から湧き出る湯に 無料で手軽に浸かれるとあって
多くの観光客がベンチにのんびりと寛いでいます。
坊っちゃんカラクリ時計(写真中)
同じく道後温泉駅前の放生園にあります。平成6年 道後温泉本館100周年を記念して造られたもので
一時間毎に時計が開き「坊っちゃん」の登場人物が出てくる仕組みになっています。

なお、道後温泉駅前の放生園には 観光案内所もあります。
道後温泉駅前放生園広場では坊っちゃん、マドンナ、赤シャツが(写真右上) 
松山城同様に観光の案内、写真撮影のお手伝いもしてくれます。一緒に写るといい記念になりますね。

「坊っちゃん」の小説の中でも「他の所は何を見ても東京には及ばないが 温泉だけは立派」と書かれています。
戦後は各温泉旅館に内湯が引かれましたが、温泉客の多くは今もなお道後温泉本館へと足を運んでいます。
伊佐爾波神社(いさにはじんじゃ)
道後温泉街の東側にあります。松山三代藩主の松平定長が将軍に命ぜられた
流鏑馬(やぶさめ)の成功のお礼に 寛文7年に建立しました。日本三大八幡造りです。
 ところで道後温泉で 旅館やホテルに内湯が引かれたのは 
戦後になってからで 昭和31年(1956)です。
 以降は 名湯や美味、サービスなど様々な特色でもてなす宿が揃いました。
 現在約40の温泉旅館に内湯が設けられ、旅館の分布も400m四方に相当拡大しています。現在の道後温泉街はビル化が進み、木造旅館の姿は殆ど見られません。
湯上りに地ビールもオツ 道後公園

 その昔、温泉旅館は24時間温泉入り放題だったのに 
今は23時以降は入れない所も増えてきていますが 何故だと思いますか?
これは人手不足(温泉を管理する人がいないと 酔った人が温泉で溺れたり暴れた場合に危険)や
人件費高騰もありますが  日本人は 「垢が浮いて汚い、髪の毛の塊がある、網戸が壊れたのを直して」など
不満や要望を口に出す人が多いから のようです。 不満や要望を聞いて夜間の温泉を管理する人を雇ったら、
宿泊費も現状ではやってゆけないワケですね。

 今では道後は、松山市街地の延長として一体化されている感じですが
松山市と合併したのは実は意外と遅く 敗戦前年の1944(昭19)年で、
それ以前は温泉郡道後湯之町と称されていました。
 市の中心部から大変近いのは有利であり、上品なスパ&アーバンリゾートの様な
新しい観光の形「都市型温泉保養地」が実現できたら 
道後はまだまだ脚光を浴びる事ができるように私は思いました。

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道後温泉 ふなや 道後温泉 ふなや
情緒ゆたかな日本庭園に川が流れる道後一の老舗旅館です。
鮒屋旅館(現在のふなや)は、道後温泉に江戸時代寛永年間に開業しました。
以来三百七十余年、旅の宿として愛されつづけています。
「はじめての鮒屋泊りを しぐれけり」 この句は、明治二十八年、夏目漱石が教師として松山に赴任してきた年の秋、宿泊した際の作です。 鮒屋旅館は漱石をはじめ、正岡子規、高浜虚子など松山ゆかりの文人にも親しまれました。
道後温泉大和屋本店 道後温泉 大和屋本店
チェックインアウトは共に12時。和風数寄屋造りの新しい日本のホテルです。
エントランスの部分からたいへん落ち着いた雰囲気で、内装もロビーから客室・浴室まで木がふんだんに使われており、温泉宿の情緒を味わうことができます。
旅館にも関わらず、シングルルームがあるのが他にない特色です。
道後温泉 オールドイングランド 道後山の手ホテル 道後温泉 オールドイングランド 道後山の手ホテル
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