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以前書いた「高松 街歩き篇」で、“私の個人的な印象としては 松山=規模の大きな地方都市 高松=大都会ならぬ「小都会」といった感じでしょうか”と書きましたが 松山は城を中心として街が形成され 路面電車が走っているので窮屈さや圧迫感が無く、漱石や子規が居た頃の雰囲気も残り のんびりとした雰囲気で和める 観光には最高の街だと思います。 |
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高島屋と三越が両方あるのは、東京・名古屋・松山の3市だけ |
ラフォーレ原宿松山
お洒落上手な人も多い印象 |
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松山城 |
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日本を代表する連立式平山城の一つです。
勝山山頂に本丸、中腹に二の丸4、山麓に三の丸があり、天守閣は二層三階地下一階の建築で 日本の天守閣の中では最も後期の再建です。
加藤左馬之助嘉明が築城に着手し、寛永4年に完成しました。
火災や戦火で失われた櫓など すべてコンクリートでなく木造で復元しています。城からは松山平野や市街地を一望できます。
(2006/冬現在 天守閣工事中ですので 以前撮影した画像を掲載)松山城の工事は夏までです。
天守閣入場は500円
徒歩でも登れますが(ロープウエー(但し2006/3現在工事中)と、リフトが運行されています(往復500円) |
松山城には戦術的に重要な役割を果たす様々な門があります。
隠門、戸無門、紫竹門、一ノ門(重要文化財)二ノ門、三ノ門、
仕切門、乾門、筒井門、太鼓門、筋鉄門など
堅固な守りを重視した戦略的な城郭造りが見られます。
そして松山城ではマドンナが 観光案内、写真撮影の手伝いも
してくれます。一緒に写るといい記念になりますね。
「坊っちゃん」をよく読んでみると、東京から松山へ赴任した中学
教師の松山罵倒小説(笑)ですが この中に松山城が殆ど登場し
ない所を見ると、松山のこの素晴らしい城を 作中の主人公の
「おれ」は持ち前の反骨精神から わざと無視したくなってしまった
のでしょうかネ?(笑)(でもそれを観光資源として最大限に生かす松山の人は手強いなぁ) |
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松山市は俳諧の盛んな所で 至る所に俳句の投函ポストが見られます。
松山城にも多くの句碑がありますが 三分の一が子規のものだそう。
俳句ポストは市内の至るところにあり、市民や観光客が気軽に投句出来るようになっており
毎月すべて集計されて入賞者には景品が授与されるようですよ。
俳句に限らず短歌も、某店の公衆便所に 「急ぐとも 心静かに手を添えて 外にこぼすな松茸の露」
などと愉快なものが貼ってあり、松山の文化レベルは高い印象を受けました。 |
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松山城からの市街展望 国際会議都市を目指して施設整備が進んでいます。 |
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松山市は人口が四国で唯一50万を突破しています。(国の出先機関数、上場企業の支店数では高松に譲りますが)
工業出荷額も四国一で、帝人、井関農機、三浦工業などの機械工業と化学と食品(柑橘類加工)が主力業種です。 |
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松山への観光客の7割以上は広島、山口県からといわれ、
広島 山口の企業も社員旅行、ゴルフなどで道後温泉をよく贔屓にしているようです。
石崎汽船、瀬戸内海汽船、防予汽船のパックを利用すれば
一泊二食往復フェリー込みで10,000〜15,000円と手頃な値段で旅ができますし、
海を挟んでても割と身近だと言えましょう。
次に探訪した道後温泉はこちらをClick!
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松山の夜
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松山市駅周辺の夜の風景を撮影しました。 いよてつ高島屋の屋上観覧車「くるりん」が見えます。 |
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松山を訪ねる際には夏目漱石の名作「坊っちゃん」を読まれる事をお勧めします。
小説は既に版権が切れているので100円ショップでも売っていますし、
読みづらいのですが、何とインターネットの青空文庫でも読めます。
私も防予汽船内で読みましたが 道後や松山の楽しさが倍増する事請け合いですよ。
●ついでに他の四国の都市も見てみますか? 高松 高知 徳島
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