玖珂郡由宇町の銭壺山にある
 山口県ふれあいパークで 
 3月15〜16日「ふれパクフェスタ」が
 開催されると聞き、行ってきました。
 
 由宇町の名所も併せて紹介します。
 


 
   銭壺山 (標高540m)
  雄美な姿を見せる山で別名を目舞ヶ岡ともいいます。
 山名は、平家の武士が壷に財宝を納めこの山に埋めた
 ことに由来しています

  山頂から 360度のパノラマ展望は見事で 
 東側は防予諸島を箱庭のように俯瞰することができます。
 晴れた日は 四国も見渡せます。
  
  夜見る眺めもいいですよ。岩国基地の灯りが遥か下に見
 えて、上は満天の星。大切な人とささやくには最適です。

銭壺山からの風景は下のサムネールをクリック
山頂は、公園やレーダー施設の他、 少し降りた所に「山口県ふれあいパーク」があります。
この一帯には カエデ、桜、つつじが7000本余り植えられ、麓より一週間遅くまで桜を見る事ができます。


山口県ふれあいパーク
 自然の中で 遊べる泊れる総合施設で、
イベント、クラフト教室が行なわれるほか、
キャンプ場、テニスコートも完備しています。
 
  open  9:00-17:00
reserve  0827-63-1513
off  monday
  equipment stay(family group),
               creativeroom,eventhall,
             musicroom,campsite,
              restaurant,public-bath,
              camping-gear rental ok


ふれパクの宿泊は1室あたり7,000円(4人なら1人当り1,750円)で、懐具合の寒い人でも旅を楽しめる様にできるだけ価格を抑えて提供されていますが、出した費用にはきちんと見合った優良施設だと思いました。(但し山口県民以外は1室10,500円) ※2003/3月現在
山口県ふれあいパークhttp://www10.ocn.ne.jp/~furepaku/
ふれあいパーク 外観 ふれパクフェスタが開催中
当日大浴場は無料開放
11時に速攻で入り
子供も大満足(笑)
レストランもありますが
こういう所こそ外で食う
自家製弁当が旨いです
  
 尾根づたいに歩いて大将軍山(429m)に降りてみました。
霧峰山とも呼ばれており霧峰神社があります。
 霧峰神社は大内義隆が奉祀し、海上鎮護の神が住む峰として崇敬を集めたそうです。江戸時代には四国の金比羅山と肩を並べるほどの参拝客を集め 大祭の日は由宇の港に船が大挙して押し寄せたとか。
 参道の数百の石段や十数基の石灯籠は、江戸時代の末に他国の信者が寄付したものです。
 3月16日は霧峰神社大祭の日で、かつては奉納相撲大会が開かれ 岩国など近郊町からの俄か力士で沸いたそうです。
 由宇では この大祭の日を「山開き」と言い「山上がり」の季節のやってきた事を告げる日として親しまれています。
 
銭壺山から大将軍山は 片道約2キロの山道散策となります。
自然探索や史跡好きには楽しめるコースで 遊歩道もよく整備されています。

左写真は 大将軍山山頂より見た由宇の町並みです。
由宇町
 山口県東南部に位置。交通の便に恵まれ、昭和50年代以降から丘陵地は広島岩国のベッドタウンとして新興住宅街となり、沿岸部は自動車関連部品の工場が立並び始めました。
 平成になってからは、広島カープの練習場が出来、全天候型ドーム式スポーツ施設「ゆうたん」も誕生するなど、小さな町ながら活気も出てきました。

 由宇温泉
 由宇川のほとりの静かな山間に
 あります。天然ラドン成分を含む
 湯はリウマチや神経痛に効用有。
 
 
 露天風呂や泡風呂、竹炭湯、サ
 ウナなど完備し入浴700円です。
 由宇温泉まつりは4月第二日曜
 に地元有志により開催されます。

 由宇町歴史民俗資料館
 船型の建物は 廻船業が盛んな
 由宇町にちなんだものだとか。
 生活に密着した素朴な物が多く
 入場料も安いのでお薦め。
 
 由宇は撚糸織物業も盛んな地で
 それらの歴史的資料も展示され
 ています。

いくら田舎に住んでいても、メディアの発達や溢れるほどの娯楽品に囲まれているから、
海、山、アウトドアを享受し田舎の楽しみを見出す能力などを、 持ち合わせない子供も少なくないと思います。
私自身も若い頃は 豊かな自然に囲まれていても「何も無い」としか言えない感性の持ち主でした。

今回あらためて 銭壺山、由宇の山野を歩きながら
「子供にとって田舎は驚くほど可能性のある土地だな」と感じました。
子供の頃は、何も無くとも知力体力振り絞って駆け回っているだけで楽しかったものです。
お金で得られる物や機会にも、勿論大きな価値があるとは思います。
しかし商業主義に少し毒されすぎているような気がします。

●由宇町のウェブサイト http://www.yuu.townnet.pref.yamaguchi.jp/top.html
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