最後は 鳥取県西部で山陰の交通の要衝である米子市へ行きました。
米子は 国立公園大山や皆生温泉など豊かな観光資源に恵まれた町で、山陰の大阪と呼ばれた開放的な商業都市です。
 皆生温泉
皆生は日本海を目前にして 白砂青松の地に広がる温泉街です。
神経痛・リューマチなどに効能があり、海水浴も温泉街そばで楽しめ
30あまりのホテル・旅館があり、山陰屈指の観光地となっています。
公営温泉施設「おーゆランド」で安価にリフレッシュできました。



 商人的で開放的な町 米子
 ここ米子は 約400年前に駿河国から伯耆国18万石に移封された中村一忠が米子城を築城し、
近隣から商人や職人を呼んで城下町を築いたのが始まりです。
 米子は中村一忠の死後「殿様のいない城下町」となり、鳥取藩主に支配される苦しい時代が続きましたが 
商人主体の町で関所が設けられなかった事、さらに明治に入ると山陰の交通の要衝となり 
人の往来が多く文化の伝播も速かった事から 開放的で自由闊達な気風が育まれたようです
JR米子駅 米子高島屋デパート 山陰放送 商店街の懐かしいボタン屋
 米子の様に空港、民間放送の本社、大学、都市百貨店、JR支社などを全て兼ね備える10万都市も珍しいです。
ただ米子高島屋は全国の高島屋の中で最小規模。岡山のよりもさらにコンパクトです。
メルセデスベンツAクラスみたいなもので。「高島屋」ではあるが中身は・・・(笑)。
また、山陰唯一の駅ビルには驚かされますが、名店街などはないんですよね(失礼)。
加茂川沿いの蔵並み風景 内町後藤家 重要文化財 米子は山陰の鉄道発祥地 米子れいるろーど館
 米子は山陰で一番集客できる場所であり、中海圏と伯備線圏という人口密集地域の地理的中心である理由で
大型ショッピングセンターも多いのが特色です。
人口の割に喫茶、スナック、飲食店などが多い街としても有名だそうで
米子駅前、朝日町界隈など飲食店が軒を連ねて夜遅くまで賑わうそうです。
米子駅前 (地下駐車場もある) 米子駅前へ続く通り 朝日町界隈(飲み屋街)
 
 
 旅の締めくくりとして 米子城跡の
 ある城山に歩いて登ってみました。
 標高90m 今はその石垣をとどめる
 だけですが ここからは市街地
 弓ヶ浜半島(境港方面) 中海
 大山などが一望できます。
 ↓下の画像をお楽しみください。
市内からみた 大山 米子城跡の石垣
 米子城は石垣だけではありますが、その代わりに
米子自動車道の米子インターの近くに 「壽城」という米子城を模した製菓会社の建物があります。「壽城」は、米子銘菓のとち餅(↓写真参照)などの土産物の販売のほか、製造工程をガラス越しに見学できたり、試食、喫茶などがあり、楽しみながら買物ができます。

 
 白壁の古都散策というのは 実は私の大の趣味ですが(笑)(当サイトでも他に 柳井竹原などがありますのでご覧ください)
 倉吉市、米子市のいずれも白壁の町並が残存し観光に力を入れているようです。観光案内所で入手したパンフも「まち歩き」モノが見つかり、大いに散策に活用させて頂きました。
 写真左手は倉吉、右手は米子のパンフですが デザインはなんだかソックリで 水彩画や筆描タイトルなど、この手のパンフのお約束通りですね(笑)

 鳥取県内の国道9号線(東西に100キロ余り)を たった1日間の駆け足旅でレポートしましたが、ここ鳥取県西部周辺は観光地も多く、境港市の「夢みなとタワー」西伯郡の「とっとり花回廊」など 行きたい所は他にも沢山あります。皆さんも余裕があればあちこち立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。

 なお、今回のような節約を命題とした深夜発宿泊無の日帰り旅でも ご覧の様に鳥取路を満喫できました。

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鳥取西部(米子・皆生温泉・大山)の施設一覧
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