仕事の研修の為、2月20、21の両日、宇部に行って参りました。
研修の会場は宇部市中心部にほど近い場所だったので
昼休みを利用して、飲食類購入も兼ねて宇部の街を駆け足で散策しました。

 宇部市は山口県南西部に開ける 人口17.7万人(県内2位)の工業都市です。
明治時代までは寒村に過ぎなかった所が 大正になってから炭鉱町として急速に発展。村からいきなり市に昇格したという(反面、郷土出版物の類は少ない)全国でも特異な街です。宇部炭は他の石炭に較べ安価だったので大阪、北九州へも多く送られ、1952〜54の朝鮮戦争特需の頃は「黒ダイヤ」と呼ばれ最盛期でした。  以後昭和30年代に入ると、日本一といわれた海底炭田閉山で人口減もみられ 1967(昭和42)年最後まで残った宇部鉱業所が閉山し 70年余り続いた宇部の炭鉱は全て姿を消しましたが、化学系の工場を軸とした有数の工業都市となりました。
(石炭から化学への産業構造の変遷は、福岡県大牟田と共通しており
宇部・小野田/大牟田・荒尾というツインシティが成立する所も似ています)
 宇部の中心部
 山口県民の間では 「高層建築は全日空ホテルしかなく 
横にだだっ広く広がった街」 などと評されますが

 反面 地価が比較的安く 空港がある、
短大が多い(山口県最初の短大も宇部)、 緑と彫刻が多い(これは後述)
高速道路も通じて陸の孤島感は解消されつつある など魅力も多いですし、
 宇部興産が寄付した素晴らしい文化ホールが、昔からあったので
クラシックのオーケストラが来ると 中国地方の人達は宇部に生の演奏を聴きに集まっていた と言われるほどの文化の拠点都市でもありました。

 他に、先端技術の研究機関が集まり、意外な事に茶の産地としても西日本では宇治に次いで 鹿児島県知覧に匹敵する規模となっています。知名度は浸透していませんが「小野茶」(宇部市小野)の名は耳にされた方も多いと思います。

 写真は宇部市役所(写真右側)前の国道190号線から撮ったもので
自動車の道だけでなく 歩行者舗道も広いのが特色です。


長いアーケードがあり賑やかだったのですが…
まず三叉路にあったダイエー(あのビルは宇部のランドマーク的存在でしたが)
が無くなり、すき屋とジョイフルになってたのに驚きました。
平和通り 全日空ホテル 宇部で最もでかい建物
昔はここが宇部駅を名乗っていた宇部新川駅前に立つと
大広場、バスセンター、緑地帯があり、
往年(失礼)の産業都市を感じさせます。
(今はなんだか閑散としていますが(^^;
中心部(商業地)のアーケードは閑散としており、全日空
ホテルが出来た20年前(1984年頃)とは 隔世の感があります。
セ○トラル大和は6F建てのショッピングセンターですが
売場は1階と2階だけで、年配の方の集会所(失礼)の感じです。
ユニクロの創業店「メンズショップOS」もこの付近でした。

 彫刻溢れる宇部の町
 1950年頃(戦後間もなく)、鉱工業地帯を有する宇部は
煤塵降下量日本一の町という有難くない称号を受けていた時期がありました。
そこで灰色イメージの強かった宇部の街を変えるべく
道路には緑地帯を設け(人口当りの街路樹数は日本有数)、
街路を彩る彫刻が作られ始めました。
 宇部では彫刻展が二年毎に行われ、街を流れる真締川沿い、市街中心部と常盤公園を中心に 
市内の彫刻の総数は、現在200個以上もあるそうです。
 観光パンフも入手しましたが、「彫刻散歩道」というものが発行されており
夜のライトアップも始めるなど 個性ある街づくりに力が入っています。

宇部の彫刻に関しては ↓こちらのサイトで情報を入手可能です
●宇部の彫刻(山口県宇部市) http://www.city.ube.yamaguchi.jp/choukoku/


●宇部市内の宿泊施設を ネットでお得に予約できます
宇部全日空ホテル 国際ホテル宇部 ビジネスホテル宇部 フレスパランド カッタの湯 カプセルinUBE
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