私の今年の盆休は14日の一日のみでしたが、生憎の雨でした。

 そこで親子で雨でも楽しめるスポットという事で、玖珂郡錦町の岩日北線公園内を走るトロッコ列車に乗ってきました。

 2002年7月誕生した錦町の新名物で、ここはトンネル内の「光る石」で描かれた神秘的な壁面装飾が人気です。

近場乍ら楽しい夏の思い出ができました。

 山口県東部を流れる錦川沿線には 「旧国鉄岩日線」の3セク転換路線「錦川鉄道」がありますが、前身の「旧国鉄岩日線」は岩国と島根県の日原を目指して結ぶ予定でした。
 
 昭和38年(1963)に南半分の岩国〜錦町は開通したものの、錦町から北は未成線で、
中でも県境を越えて島根県六日市までの16キロは、トンネルや路盤がほぼ完成したまま放置されていました。

 しかし2002年になって、錦町は途中の名所である雙津峡温泉まで未成線部分の約6kmを
岩日北線記念公園として整備し、遊覧トロッコ列車を走らせるようになりました。

 トロッコ列車は、2001年山口きらら博が行われた際に「きららトレイン」として使われたもので
実質的にはゴムタイヤの客車を牽く自動車ではありますが
土日祝のほか夏休みは毎日、錦町駅〜雙津峡温泉駅の間を一日3往復しています。
 錦川の支流宇佐川沿いの清らかな景観の中、片道約
6kmを40分かけて、のんびりと楽しい遊覧の旅ができます。




 トンネル内の「光る石」で描かれた神秘的な壁画は 
人工の蛍光石を散りばめたもので
紫外線を点灯すると、色鮮やかで神秘的なイルミネーションが浮かび上がります。

 トロッコ列車も珍しいですが、それ以上に暗闇に光る壁画は他所では見られないものなので
子供達から歓声の声があちこちから上がっていました。

 トロッコ列車はトンネル内で約1分間停車し、見学時間が設定されておりましたが、惜しむらくはせめて3分間停まって欲しかったのが本音です(笑)。
 錦町駅〜雙津峡温泉駅のトロッコ列車運賃は、往復−大人700円,子供400円(H15.8.14現在)でした。
 岩国から錦町までは車での旅となり 錦町駅前に車を停めての観光となりましたが
岩国からやってくる錦川鉄道の一部の便にも連絡しているようです。
 運行時刻など、その他詳しい事は錦川鉄道(電話0827-72-2002)で確認してみて下さい。
国道187号をオーバークロス 宇佐川沿いを行く 未成駅のホーム 車窓からの雙津峡温泉
雙津峡温泉駅到着 雙津峡温泉駅のホーム トロッコ列車帰着の錦町駅で 錦町駅に車を停めました
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