西長門海岸の旅のしめくくりとして 山口県長門市の山間にある「俵山温泉」で旅の疲れを癒しました。
 場所は右の地図をご覧ください。
 俵山温泉 長門市湯本温泉から更に山深い里
 俵山温泉は延喜16年(916)の発見で 1,100年の歴史を持つ
落ち着いた 山口県長門市の深い山間に位置する温泉です。
薬師如来の化身である白い猿によって発見された霊泉と伝えられており 国民保養温泉地に指定され どちらかといえば湯治場として有名です。

 泉温は38〜42度で 強アルカリ性の単純泉、放射能泉で
リウマチ、神経痛に効能があります。

 旅館は36軒ありますが 温泉街の32軒の旅館は内湯(旅館専用の浴室)が無いので、温泉街にある共同浴場へ通う(外湯スタイル)のが俵山流です。
(それで温泉街の舗道を 浴衣姿で歩く人々の姿が見受けられるワケですね)
俵山のお土産は「猿まんじゅう」で
重村日進堂では実演販売もありました。
ゆず入白餡など三種類あって一個30円。
昭和30〜40年代的雰囲気の温泉街
4月21〜23日には俵山温泉まつりが行われ 恒例の俵山女歌舞伎もあるそう。
山間にあるこの温泉街は、真ん中に正川が流れ そこでは5月末〜6月上旬に日本最大級のゲンジボタルが見られます。
 新しい大型公衆浴場「白猿の湯」 俵山温泉初の露天風呂ができていました。
 新しい大型公衆浴場「白猿の湯」が 2004年12月にオープンしたばかりと聞き 早速入ってみました。(入浴料は大人700/小学生500円)「俵山温泉合名会社」なる、地元の温泉組合の合弁会社が運営しているらしいので、地元の香りがします。
 「白猿の湯」は俵山温泉街中心に位置しており
見晴らしも利く露天風呂、朝市など開かれる温泉広場がある他に
足湯、呑み湯、果てはペット湯まであります。
天然温泉100%掛け流しの良質の湯を堪能できました。
 
 日帰り施設でもある割に、休憩用の座敷が無いのは残念ではありましたが
おそらく外湯の湯治場を守るために休憩施設が無いのでしょうね。(これに関する事を後述)

 元々「湯治客」が主な客層だった所に、これまで想定していなかった「観光客が日帰り入浴できる施設」
が出来る事で 地域活性化と利用者獲得の起爆剤になれば、と期待したのでしょうが… 
逆に湯治客から日帰り客に客層が変わり 俵山の魅力である「浴衣姿で外湯へ…」という
素晴らしい風情が失われやしないか
 という心配も一部にはあったようです。

が、オープンから3ヶ月を経てみると 団体で来る様な観光客は「白猿の湯(700円)」を利用し、
地元の人や湯治目的の常連の人は、従来からの「町の湯(340円)」と棲み分けが出来ている様子です(^^)。
 
で、俵山の温泉街から少し離れると……?!

麻羅観音(笑) (キャー!)
妙齢の女性を此処に連れて行ってウケるかどうかは解りませんが、山口県下にもこういうのが在るのですね。(さすがに麻羅観音の画像を載せるサイトは少ないでしょうが) 竿は細いじゃないか(爆)などと思いながら参拝してみました。説明好きは山口の県民性なのか「麻羅観音の謂れ」が碑に説明されています。
 
 今回の旅(角島川尻岬千畳敷、俵山温泉)は、
山口県内篇では久々の更新となりましたが、楽しんで頂けたでしょうか?
トレンド新名所(角島大橋)、海の幸グルメ、景勝地定番スポット、極上湯、珍名所?!(笑)など 
様々なメニューが勢揃いして、安価に心の贅沢が実感できる旅を楽しむ事が出来ます。

 余談ですが…今回の旅の最後に美東SAに寄って 長門市仙崎の藤光蒲鉾の「チーズころん」と云う
菓子を土産に買いましたが あれっていつも好評なんですよね。
周囲の人の間でも「あれは旨いから下松のSAに寄ると買うねぇ」という人が多く 
山口県下のSAの人気定番菓子になりつつあるのでしょうかね(笑)。
※山口県で「チーズころん」が買える場所はこちら
 
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俵山温泉 松屋旅館<山口県> 俵山温泉 坂倉旅館
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