穏やかな山容を見せる三瓶山(さんべさん)は 別名石見富士とも言われ
中央の室の内池の火口原を軸として
男三瓶山(1126m)を中心に 時計周りに 女三瓶山(957m)、大平山、孫三瓶山(907m)
子三瓶山(961m)など 6つの峰が環状に連なっています。

広島、島根県境にある中国山地から離れた独立峰ですので 
遠くからでも目立つのですが 島根県の最高峰ではありません。
(男三瓶山は標高1126m)山頂からは大山も遠望できるようです。
 島根県大田市駅から三瓶山方面に進むと 三瓶山の入口は 
三瓶山系の西端 西の原
(「定めの松」バス停付近)となります。
 そこからは三瓶山を一周する「三瓶アイリスライン」という道路がありますが この道を時計回りに廻りながら説明します。

 「三瓶アイリスライン」を時計周りに進行ということで まずは左折
特に 西の原から北の原までのドライブは 出光ガソリンのCFに出てきそうな(笑)樹海の中を走る道 大変爽快でお薦めです。
      >>三瓶山付近の 詳しいMAPはこちらを参照

 北の原(写真左)
 三瓶山北斜面は人為的な影響もあまり受けずに クロマツやブナを中心とした自然林が残り 国の天然記念物に指定されています。
北の原にはキャンプ場や 自然体験学習の施設「島根県立三瓶自然館 サヒメル」 国立三瓶青少年交流の家が揃います。
三瓶自然館(写真左)は 剥製コレクション、屋外観察コーナー、ジオラマ展示で
三瓶の動植物の生態を知ることもできたり 全天周映画とプラネタリウムもあるなど
三瓶の自然を体感できる施設です
 入館料大人400円 子供200円 9:30〜17:00 月、祭日の翌日休み(2006/6現在)
               
向いにログハウス風のレストラン 「三瓶こもれび館」もあり。

  周辺施設公式サイト  島根県立三瓶自然館 サヒメル
                 国立三瓶青少年交流の家


 さらにアイリスラインを時計周りに進行すると 三瓶山の北東に
国引きの丘
(写真左)と書かれた展望スペースがありました。
 国引き神話のくだりで 大山と三瓶山に杭を打って島根半島を引き寄せた神話は
有名ですよね。
出雲国風土記の国引き神話では 三瓶山は「佐比売(さひめ)山」と呼ばれています。

そこからまた少し走ると 東の原です。
 東の原(写真左)にはスキー場があります 
スキーシーズン以外でもリフトは運転されており
ここから三瓶山系の大平山(854m)へ登れます。
    私は あいにく時間が無かったので割愛しました…。
写真の右峰 アンテナが林立する女三瓶山頂がお解り頂けますか?

写真は駐車場から撮ったものですが すぐ近くにゲレンデがあり
ここはスキーにも便利そうですね。

 リフトで登ればの山頂駅からの眺めも良いそうですし、大平山から登山道を尾根づたいに 女三瓶山、男三瓶山 あるいは火口原の室ノ内池や、その途中の炭焼窯跡を廻る事も出来るようです。男三瓶山山頂はススキの原が広がって大変美しいとか...。
(どなたか行かれましたら レポートして下さい リンクさせて頂きます)
長男も 三瓶山東の原がかなり気に入った様子。 

三瓶アイリスラインを時計周りに
東の原から南側を廻ると
古くからのひなびた温泉 三瓶温泉などがあり(三瓶温泉は志学薬師湯が日帰り入浴可能) 
それを過ぎると 片腕の松(写真←)などが見えてきます。
牛の放牧が行われるのどかな風景が楽しめます。
雄大な草原は自然探索に絶好 片腕の松

三瓶アイリスラインを一周する形で 西の原に帰ってきました。

 
 
 西の原の広々とした草原 
広い草原は、レストハウス・トイレ・駐車場が完備し この日も多くの家族連れなどで賑わっていました。石見銀山の奉行が一里塚として植えた“定めの松”というのが目印です。
地産地消という訳ではありませんが ここではやはり三瓶そば 山菜丼など地元の幸を味わうのをお薦めします。

 この山は古くから人間との関わりがあり 江戸時代から和牛放牧や炭焼きが行われていました。一帯は大山隠岐国立公園に指定され 雄大な風景だけでなく、
四季を通じて登山やスキー、キャンプ、そして温泉と さまざまに楽しめます

yahoo天気予報 三瓶山
三瓶山(島根県大田市商工観光課の公式サイト)

浮布の池からの三瓶山
三瓶山を撮る写真スポットで最もお薦めは やはり浮布池からの風景ですね。

浮布池は西の原からさらに西麓へ少し降りた所にある
三瓶山の噴火によってできた小さな湖ですが
神秘的な湖水の向うに 男三瓶山を左側、子三瓶山を右側に配した
最高の景色を堪能することができます。 

浮布池では 手漕ぎor足漕ぎボート、ニジマスやフナ釣りもできます

 石見銀山から三瓶山の間は車だと約30km 40分で行けますが
公共交通機関だと まず大田市駅まで出て乗り換えになりますし
バスの本数も多いとはいえません。

私は浜田道大朝ICを降り そこから国道261を経由し 川本町を経由し
石見銀山や三瓶山に向かいます。
途中には道の駅瑞穂断魚渓などもありますよ。
  
  
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自然観察や三瓶山登山の拠点に好適です。
小説家でもあるオーナーは三瓶の写真撮影や 手品も達人。

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