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特別名勝 岡山後楽園 |
後楽園は日本三名園の一つ(水戸偕楽園、金沢兼六園、岡山後楽園)で
旭川の中洲に広がっています。曲水の庭園としても名高く、総面積は133,000u(17,000坪)。
1700(元禄13)年に 岡山藩主の池田綱政が14年の歳月を掛け 家臣の津田永忠に命じて造ったもので
遠州流の流れをくむ林泉回遊式庭園のスタイルを取り入れています。
この後楽園は広い芝生が印象的で、他の日本庭園に多い「苔の美しさ、奇岩名木の組合せ」と大きく異なりますが
旭川の中洲という砂地の土質には 湿気を好む苔は適せず、砂地に強い芝生が植え込まれたようです。 |
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後楽園正門 |
延養亭は賓客の接待 藩主の静養の場 後ろの鶴鳴館は岩国藩主吉川家の邸宅を戦後になって移したもの |
岡山城を借景に |
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緑の芝生と築山、澄んだ曲水、日本庭園の粋が凝縮しています |
園の中心に唯心山(上写真の右手)
それを囲む沢の池、花葉の池、花交の池があります |
開園当初は岡山城の後ろに造られた園という意味で「後園」と呼ばれていました。
(後ろに造る事で城郭は、当時の大砲、鉄砲の射程外となるのを計算に入れたようです。)
中国の先人の言葉に「天下の憂いに先じて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」というのがありますが
池田綱政がこの「先憂後楽」の精神で 14年掛けて造園したことから
明治4年に、名が「後楽園」と改められたようです。
後楽園は明治17年までは池田家の茶屋屋敷でしたが 以後岡山県に譲渡されて
一般公開されるようになりました。
開園時間は、4月〜9月7:30〜18:00 10〜3月8:00〜17:00で
入園料は350円(岡山城との共通入場券で520円)です。(2005/10現在)
後楽園年間パスポート(2,000円)もあり これがあれば 雪景色、梅、桜、ツツジ、菖蒲、紅葉、
正月になると丹頂鶴など楽しめます。 |
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岡山城や後楽園周辺は文化施設が集まり
写真上の岡山県立博物館は、備前焼などの美術工芸品、文化遺産、歴史資料が展示されています。(後楽園正門向い)
美術館では林原美術館、オリエント美術館、夢二郷土美術館、岡山県立美術館があります。
地方中核都市は狭い範囲に全てが揃っている所が良いですね。
公式サイト 岡山カルチャーゾーンホームページ) |
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吉備だんごを食べながら散策もおすすめ |
藩主池田綱政の優雅な生活が偲ばれる |
茶畑がある他、茶室も置かれていました。 |
江戸時代 大名庭園が好まれていた頃に、後楽園も 高松の栗林公園も造られました。
この後楽園は現在でもその形を大きく変える事なく 優雅に配された築山、池、四季の花などが醸す
自然の風景の凝縮が、私達の目を愉しませてくれました。
●岡山後楽園公式サイト http://www.okayama-korakuen.jp/
後で、岡山の街も散策しましたので 是非こちらもご覧ください。→岡山市街ぶらり散策 |
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