“あをによし寧楽の都は咲く花の匂うがごとく今盛りなり”
そんな古(いにしえ)の都 奈良へ行ってきました。
行く度 この町がいまだに持つ古代日本の雰囲気に圧倒されます。

このコンテンツでは、奈良観光の要である奈良公園内の世界遺産3ケ所を中心に
古都1300年の歴史を伝える天平の美を、画像をふんだんに盛り込んでお伝えします。
(奈良の市街散策に関しては こちらでご紹介します)

 

 古都ならではの風情漂う奈良公園
 奈良市の中心部東詰めに位置する奈良公園は 観光の要です。
東西4キロ、南北2キロの広大な公園内には 東大寺、興福寺、春日大社の世界遺産が点在しています。
公園内は寺社、見所が歩いて回れる範囲ではありますが、いずれも境内は非常に広く
かなり歩く覚悟が要ります。
 広大な自然の庭には1100頭の鹿が群れ 奈良のシンボルとなっています。
鹿は 春日大社の神の使いとして大切にされ天然記念物となっていますが
9月〜11月になると、鹿の発情期で気が荒くなるので注意が必要です。(普段も鹿煎餅を見るとたかってくるが(笑)
若    草    山 鷺 池 の 浮 見 堂
 

 東大寺
 聖武天皇の発願で751年に大仏殿が完成し、翌年には大仏開眼が行われ天平文化が誕生しました。
治承(平安末期)の兵火で延焼したものの 現在の大仏殿は1709年に再建され、
大仏殿(江戸時代)は世界最大規模の木造建築物としての威容を誇っています。
南大門(鎌倉時代)、二月堂、三月堂等の諸仏や建造物など見所は豊富です。
豪壮な構えの東大寺南大門
高さ25m 重層入母屋造で国宝に指定されている。
金剛力士像(鎌倉時代の木造彫刻を代表する傑作)
南大門の左右に金剛力士像が安置され 観光客の到着を歓迎
東大寺大仏殿
木造建築としては世界最大の規模です。
(カメラに収まりきれず左右の端が切れてるのがお解りでしょうか)
江戸時代に再建され、国宝に指定されています。入場500円。 
東大寺の大仏(盧舎那大仏)
高さ約15m、顔の長さ約5m、中指も1.3mあります。
年間1300万人も訪れる奈良で ここが最も国際色豊かな
観光客が多いですね。
東大寺三月堂
東大寺最古の建築物で優れた天平彫刻が中にあります
東大寺二月堂
お水取りで有名な二月堂で
舞台造りの堂から奈良の町が見渡せます
大 仏 道
奈良公園1,2を争う風情良き散策路
二月堂から、北側の階段から下りて右へ
回って下さい
←二月堂より見た奈良盆地
このくらいの規模の町が
落ち着いて私は好きです

 春日大社
 奈良時代の初め 藤原氏の氏神として、鹿島、香取の二明神を祭ったのが始まりと考えられています。
建物が周囲の自然と調和し 宝物殿は数多くの国宝、重文級の文化財が展示されています。
 
 興福寺周辺
669年に創立され遷都に伴い平城京に移され、興福寺となりました。
藤原氏の氏寺で隆盛を極めましたが 平安時代以降は兵火や火災を受けました。
金堂&五重塔は奈良のシンボルとなっており、猿沢池からの眺めも観光客に親しまれています。
現在の建物は 鎌倉、室町、江戸時代の再建です。

室町時代の代表的建築物である金堂・五重塔

畔の柳が池辺を彩る猿沢池から見た興福寺五重塔
名勝大乗院庭園文化館
西国33箇所の一つ興福寺南円堂  興福寺三重塔

 私の中では、京都は町や建造物が主役で自然は脇役ですが
奈良は自然が主役で建造物が脇役といった感があります。
墨、漆器、仏像なども趣深いものが多く、まさに奈良=詩・書・画一体の水墨画。
癒し目的の旅ならば、私のサイトのコンテンツの中で、最もお薦め旅行地かもしれません。

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