山口県のリトル東京・徳山

　東京地名が多いことで有名な　山口県周南市の徳山を紹介します。

　JR徳山駅北口を出て左はすぐ「有楽町」右の繁華街は「銀座」
駅前の通りを出て郵便局の交差点を左折し少し走れば「代々木公園」
さらに1km西に走ると「新宿」で、フラカッソの所で右折し住宅街の中に「原宿町」
他に「青山町」があるし徳山駅南口(東横インの周辺)は「千代田町」
臨海部は「晴海埠頭」「那智埠頭」もあり、
少し離れたJR櫛ヶ浜駅山側には「横浜町」まである有様です。
（ついでに桜馬場も「高田馬場」にしときゃよかったのに(笑))

　旧徳山は海軍燃料廠があった為空襲を受け市街の大半は焼野原となりました。
　戦後抜本的な都市計画が実行され
街路は拡張され近代都市としての形を整えていきましたが　昭和35～37年「○○１丁目」の新住所表示に改められる際、昭和38年開催に向け準備が進められていた山口国体を見越して東京地名に改称されたようです。

　山口県のリトル東京に相応しく高度経済成長期の旧徳山は“周防の雄都”的存在でした。
　「銀南街」というオーバーブリッジで繋いだ２階建構造のアーケード商店街が登場したり、駅前の地下駐車場(という知ったげなものも(笑)) 10万都市で徳山が最も早く登場しました。
　民放局、大手証券、銀行本店、百貨店が出揃い昭和50年には新幹線駅も併設され　海側は石油化学コンビナート地帯なので 20～30万都市に見えたものです。
　が、近年は郊外型ショッピングモールの進出で
山口県で最も密度が詰んでいた徳山駅前の商店街は衰退の一途を辿っています。

徳山でメシでもと思った時....銀南街の
銀南カレーは300円と安く美味い

　とはいっても大手化学工場群や大手企業の山口支社、出張所などは　相変わらず
新幹線駅のある徳山に置いていますので　所得水準は高くヨソ者比も高いことから、実は
徳山の飲み屋の値段は政令市広島、福岡並みに結構よろしいとも言われています。

　お盆に首都圏から帰ってきた友人と彼の連れ(東京人)を私の車で案内した時の事、
秋吉台や山口瑠璃光寺に連れて行く前に、“途中徳山でメシでも”　と車で街を流しながら
「サンデーサンは、ありゃあ徳山の企業なんっちゃー」「駅の左が有楽町！」
「この辺が銀座って言うんちゃ、ディスコのマハラジャもあったんでー」
「あんに見える公園が代々木公園じゃーや」　とやり、ミラーから後部座席覗いたら
くだんの“連れ”氏笑っていましたね（^^。


KRY山口放送　放送局が県庁所在地以外にあるのは珍しい S31にラジオ局が開局、S34にテレビ放送開始	周南市立徳山動物園入場料 400円　火曜日休（2006/4現在）昭和35年に旧徳山市制25年を記念して開園	童謡「ぞうさん」は周南市出身童話作家　まどみちお氏が作詩動物園付近は毛利氏ゆかりの寺社も

西側の新南陽地区から徳山中心部を望む夜景は美しい	岐山通りから御幸通りを望む緑豊かなこの通り　官公庁が立並ぶ	JR徳山駅前　クリスマスまでの約１ヵ月　周南冬のツリー祭りも開催される

ＰＨ通り　Ｐ（peace＝平和通り）　Ｈ（happy＝御幸通り）を結ぶ通りと言う意味で命名	みなみ銀座商店街	銀南街アーケード　第４土曜日は　恒例のえびす市もある徳山タウン情報　えびすマガジン