4月2日 姫路市と神戸市を旅しました。
 こちらのコンテンツでは、ぬけるような白壁とどっしり構えた優雅な姿で、白鷺城と呼ばれるようになった
国宝 姫路城の旅をまとめました。
 世界文化遺産に登録され、築城技術の粋を集めた名城の美と桜をお楽しみ下さい。

 五層七階の大天守(国宝)と三つの小天守(国宝)が渡り櫓(国宝)で結ばれた連立式天守閣と、白漆喰総塗籠造から、「白鷺城」と呼ばれています。
 白漆喰総塗籠造は、火縄銃の射撃に遭っても延焼しないようにするためです。純白を装った美しさの内に、戦う仕組みをしたたかに秘めるのは名城たるゆえんです。
 櫓27棟・門15棟なども現存しており、1993年12月に日本で初めて「世界世界遺産」に登録され、姫路市のシンボルとなっています。

 慶長5年(1600)、姫路城主となった池田輝政(52万石)が、9年の歳月をかけて複雑な縄張りと壮麗な天守閣を築き、輝政から三代後の城主、本多忠政が三の丸と西の丸一帯を増築して今の形となりました。姫路市街は戦災に遭いましたが姫路城は無傷でした。


 

 広大な城郭で、入口の大手門から千姫ゆかりの「西の門」より渡櫓を歩き、天守閣に上るまで 人も多い事もあり約1時間要しました。
 日本のほとんどの城は桜の名所ですが、その中で姫路城は最も有名な存在で、城内の三の丸広場と西の丸庭園を中心にソメイヨシノ、ヤマザクラ、シダレザクラなど約1,000本の桜の木があります。岩国錦帯橋同様「さくら名所100選」に指定されています。
姫路城入城者は年間70万人近くもあるそうで 桜の満開時期やイベントの重なる春が特に多いそうです。

天守閣の高さは31mで、姫山のと石垣の高さを併せると92mあり、姫路市内を一望できます。
優美な姿に隠された 戦いの仕掛け(左写真4点)

城閣は権力を誇示するために築かれただけではなく、敵の侵入を防ぐ為の戦いの装いも隠し持っています。

石落し(石垣をよじ登る敵兵に石、材木、糞尿を落とす装備)や
狭間(侵入者を見張り、鉄砲を発射するために開けられた穴)、
更に迷路のように屈曲し突然狭くなる通路、角が丸く滑りやすい石段、傾斜のきつい天守閣内部の階段など あらゆる手段が随所に散りばめられていました。

城郭ファンなら、構造や歴史的背景などが頭に入っているので
もっと楽しめるかもしれませんね。  

姫路市街(大手前通り…右 と みゆき通り商店街…下
姫路は人口48万、播州最大の商工業都市で経済と文化の中心です。大手前通りは姫路駅から姫路城に続くメインストリートで、百貨店や金融機関の支店などが軒を連ねています。
商店街は、構成、人通り、密度など 岡山や松山の県庁所在地クラスに匹敵し、山口県の都市と比べ物になりません(苦笑)
臨海地区は製油・金属・紡績などの大工場が群立しています。
姫路城はスケールも大きく、城全体の雰囲気に気品があり 
周辺には美術館、博物館、動物園、好古園(御屋敷跡庭園)など、
色々な施設もあるので、誰が行っても楽しめると思います。

賑やかな市街地にも隣接しており、街を探索して郷土の味覚を味わうのも
(姫路は手延べそうめん、あなご寿司・焼きあなごが名物とか)一興。

車で姫路に…山陽自動車道・山陽姫路東ICより国道372経由で6キロ 
駐車場は大手前公園(地階有料P)、姫山公園(有料)など

●姫路城ホ−ムページhttp://www.himeji-castle.gr.jp/index/Japanese/index.html

●兵庫南西部(姫路・赤穂)の宿泊施設 ネットで予約できます  

姫路には10:00〜12:00の2時間の滞在で、午後は神戸(こちらをクリック)に向かいました。
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